そもそもこの検査方法は、「ATPふき取り検査(A3法)」というもので、
汚れが持っている
アデノシン三リン酸(ATP)とアデノシン二リン酸(ADP)、アデノシン一リン酸(AMP)を指標とした洗浄度検査です。
これらは地球上全ての生物のエネルギー現として存在する化学物質で、
これらが存在するということは、
そこに生物の痕跡が存在する証拠であり、
菌の餌が存在する環境であるといえます。
そして、
この採取したいわゆる”汚れ”を試薬と反応させて生じた光の量が
測定値「RLU」と表現されます。
砕いて説明すると、
ルミテスターで計測した場合、
雑菌やら目に見えない生物が多く存在すると
試薬と汚れが反応し、光の量が多くなる。=RUL値が大きく表れる。
という仕組みです。
ちなみに、
数値の管理基準値は、
実際に、外食産業での厨房や食品工場のラインでの多くのデータを取り、
設定した値が、
合格値:2000以下
要注意:4000以下
ということが定められており、
今回の結果から判断すると、
台拭きで拭いただけでは、表面的な汚れ(目視可能なもの)は除去できるが、
目に見えない菌に関する汚れについては除去できていない。
一方、アルカリ電解水を噴霧し拭き上げる(キレイにキッチンペーパー等)ことをすれば、菌を除去することができるということが分かった。
また、アルカリ電解水は界面活性剤(泡成分)が含まれていないことから、
洗剤としての扱いではないので、二度拭き不要の安心安全クリーナーと言えます。