日立 BW-V80A 洗濯機の分解洗浄

日立 BW-V80A 洗濯機の分解洗浄です。
黒い汚れが洗濯後に出てくるとのことですが、
内部が汚れているからでしょうか?

分解して内部を確認

日立ビートウォッシュ分解洗浄
洗濯機の外装
日立ビートウォッシュ分解洗浄
洗濯ドラムを取り出すと
黒カビで覆われております。
これが洗濯の度に剥がれ落ちてくるのです。

分解手順を確認

洗濯機の分解洗浄
まずは、
フタを開いてみます。

ビス位置を確認し
分解部位をチェックします。
洗濯機の分解洗浄
上部洗濯機カバーを外します。
この時、奥側の配線や水位センサーホースは
引っ張りすぎないように注意します。

もし、
水位センサーホースが外れてしまうと、
水量設定が無限になり水が溢れます。

もし、配線が断線すると
操作が効かないことが発生します。

そして、
固定具で上部洗濯機カバーとボディーを固定。
洗濯槽内の汚れをチェック
洗濯槽内の汚れは・・・
とても汚れているとは言えない状態と
お見受けします。
洗濯機分解洗浄
小パーツ群も外して
一気に洗浄していきます。
日立ビートウォッシュ分解洗浄
洗濯ドラムは黒カビが
全体的に広がっております。
日立ビートウォッシュ分解洗浄
違う角度からチェック
同様に黒カビは広がっております。

洗濯ドラム水流上昇部を取り外す

before
洗濯機ドラム水流上昇部の分解
洗濯機の
水流上昇部を外すと、
内部はホコリやヘドロが溜まっています。
horizontal
after
洗濯機ドラム水流上昇部の分解
洗浄後はきれいさっぱりに除去します。

洗濯ドラムの洗浄後の仕上がり

before
日立ビートウォッシュ分解洗浄
洗浄前は黒カビ付着でこの状態
horizontal
after
洗濯機分解洗浄
ステンレスの元のツヤが戻ります。
before
洗濯槽内の汚れをチェック
槽内の汚れは
ヌメリ汚れです。
湯アカなどに繁殖した汚れでしょうか。
horizontal
after
洗濯槽内の汚れ洗浄
洗浄後はこの通りです!

組み立てて完成 そして 試運転

洗濯機分解洗浄
洗濯ドラムを組み込み、
パルセーターをセットして、
槽カバーをビス止め(6本)
IMG_19801
上部洗濯機カバーをかぶせて
ビス止めし、
試運転をして状況確認。


試運転時に確認すること

①スイッチONにて作業前の状態とを比較。

②水が供給されるとき、
 洗濯ホースからの水漏れ等は無いか確認。
 給水が設定水量で止まるか確認。
 止まらない場合は、
 水位センサーに何らかの異常があり。
 すぐに停止し、水を抜く(脱水モード)
 水位センサーホースが抜けている可能性有。

③洗濯、すすぎ時の回転音の確認
 分解前とあきらかな異音がないか確認。

④脱水時の排水状況、回転音を確認
 排水が最後まで排出されるか。
 脱水時の回転は高速回転をするため、
 洗濯ドラムのセンターナットの締め付けが緩かったり、
 傾いて締め付けてあったりすると、
 遠心力により偏心音が発生、槽内側と洗濯ドラム外周が競り、
 異音を発生することがある。

⑤すすぎ
 分解前と回転音確認。

⑥脱水
 ④同様確認

⑦終了
 洗濯ネットに微細ゴミが溜まっていることがあるため
 取り除くこと。

以上、試運転時の最終引き渡しまでのチェックとなります。


分解するにあたり、
分解前の状況を把握しておくことは
必須条件となります。
このため、
作業前後での確認作業に時間を要しますが、
ご承知おき頂けましたら
幸いです。

ありがとうございます。

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